U-8のフットサルの大会で、試合のプレー中なのに、観客の中のお母さんを探して、見つけて手を振っていた姿を見たときは、コーチとしてビックリ・ガッカリしました。
「プレー中はその試合に集中するのが当たり前」というのが、その子には通用しなかったのが正直ショックでした。
ある意味、ピッチ外まで把握するほどの、とんでもない広い視野ですが・・・。ボールや相手をそっちのけで、お母さんに意識がいっているようでは、チームメイトにとっては迷惑なことです。
すぐ交代でベンチに戻しましたが、どうして戻されたのか理解できない様子でした。
その子にとっては、「試合で負けたくない・勝ちたい」とか「試合で活躍したい」という思いはあまりなかったようでした。それでも試合に出たがるのは不思議でした。
そんな子でも、試合を経験するにつれて自然に変わり、次の大会の時にはプレー中は試合に集中するようになりました。
大会や試合が、どんなものか分からなかったからこその、びっくり行動だったようです。
大会や試合を経験するについれて、「試合に出たい」だけではなく、「試合で負けたくない・勝ちたい」とか「試合で活躍したい」という思いも強くなってきています。
大会や試合をいくらか経験しても、なかなか変れない子もいるかもしれません。
試合に勝ちたい子にとっては、試合に集中できない子がとるおかしな行動は我慢できないです。
子供たちだけではなく、我が子の活躍を応援するお父さん・お母さんからの厳しい目もあります。
ですので、試合に集中できない子は、自然と大事な試合には出られなくなっていくのでした。
もちろん叱ることで変れる子もいるでしょうが、必ず変れるとは限りません。結果を焦って、強く叱ることは、サッカーを嫌いにしてしまうだけかもしれないです。子供には時間もあるので、時期を待つというのも一つの手です。
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